ひっかかる人称
喋りながら、いちいちなんか違う、とおもう言葉がある。
それは「おばさん」。
年齢のことじゃなくて、
「おじさん」でもないんだよな~ってこと。
性別を限定する呼称にとっても違和感がある。
男性だったことはないから、世間的に面倒だし女性のくくりにおさまるけど、じゃあ性自認が女性だったことはあるのかといえば、それもない。
高校時代から「人というよりは木の股から生まれたみたいだ」といわれ、
「木の股から生まれるのは悪魔だけど、言いたいことはわかる」だった。
ズボンは嫌いだから履かないけど、それを言うなら短いスカートも着心地悪いから着ない。マキシのスカートを着るのは布がたっぷりした衣服が好きだからで、別にルンギーだってトーブだって良い。
私はいつだってわたしなだけだ。
おばさんに代わるもう若くないってことを示す言葉には「中年」があるけど、自称には使いにくいねえ。