「腐女子」の刻印は消えない

最古に属する部類だと思います。数十年!ぶりに甦った「萌え」にびっくりしたので、とりあえず自分のために分析した事を置きます

LGBTQ

アセクシャルという性癖

20年の後半は、舞台を観たり、守備範囲以外の小説を読むことが増えた。 その中でつくづく感じたのは、自分のアセクシャルとしての「特殊性癖」だ。 つい先日も舞台で、 「あなたは私のものだ!」という台詞を聞いてすっかり酔から醒めてしまった。 これを受…

女性とか男性とか

女性だから、とか男性だから、という区分で何かが語られるとき、私は定義が雑だなと感じる。 その区分で語られる女性像、男性像のどちらにも自分が含まれないからだし、肉体の性別すらグラデーションである以上、社会的な性別など「とある一部分」しか掬えな…

ちりぬべき ときしりてこそ...

ツイッターで、2.5次元は男性に占有されてたビジネスだ、と呟いた。 そのあとで、消費者である女性が女性をのぞまないなら、もっと大きな問題だ、と考え、そしてはたとあることを忘れていたのに気が付いた。 まず、女性が女性を望まないかもしれない理由につ…

恋愛はなにを取引しているか

さっきの続き。 もとにしている本はこれ。 日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない (幻冬舎文庫) 作者:湯山玲子,二村ヒトシ 発売日: 2020/02/06 メディア: Kindle版 対談されている湯山玲子さんは文化系女子のサラブレッドみたいな方で、二村ヒトシさ…

アセクシャルとホルモン

このあいだ、萌えとホルモンの関係について書いたばかりだけれど、 ブログを見てくれた職場の先輩が超絶面白い本を貸してくれたのでそれについて。 お借りした本はこれ ↓ 日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない (幻冬舎文庫) 作者:湯山玲子,二村ヒト…

萌えとホルモン

ここに書いていいものか少し迷ったけど、 記録のために残しておく。 いまじつはプレ更年期で頻回生理が起きている。 これは、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が少なくなったことで、脳が卵巣を刺激するために起こるらしい。 頻回生理が始まったのと沼落…

ホワイ・ドラァグ

どうしてドラァグに惹かれるのか。 これもかなり昔から身に備わってる。 ボーイ・ジョージに衝撃を受けたのが小学校中学年だったから。 でも当時ドラァグというくくりはまだ知らなくて、 「プリシラ」とか「三人の天使」くらいからかな。 その前に「蜘蛛女の…

ロマンスとアロマンス

友人に、 「あなたがノンセクシャルなのはわかる。でもアロマンスというイミがわからん」 だから解説せよと言われた。 アロマンスはどんな性別を対象にしても恋愛をしない、単数であれ複数であれカップルを指向しない。 でも友人が観察するところによれば、…

夜明け

夜明け - ハンバート ハンバート この歌、本来はたぶん夫婦の歌だと思う。 でも、私はこの歌の「あなた」を、この先のあなた自身のことだと思って聞いてほしい。 いくつもの海を渡り 私は今たどり着いた これから先に何があろうとも あなたと一緒にあるいて…

アセクシャルとしての性癖

こんなに真剣にSexual Orientationを探ったことはない。 あげく、5話書いたSS全てにおいて何か食べている、ということに途中で気づく... でも今回はリアルよりの性癖の話。 90年代、マンガで商業か同人かどちらでだったか、 「セックスしよう。それで、やっ…

クィア・アイ

NetFlixで観たなかでいちばん好きな番組。 プロフェッショナルな5人組が、助けてあげて!というコールをもらってお悩みのある人を訪ね、大改造に乗り出すリアリティーショー。 ファッション担当のエレガントなタン、美容担当の愛くるしいジョナサン、インテ…

BLを読む

数日前から、いまの自分がどう読むか知りたくてBLを読んでいた。 (どうでもいいんですが、最近のBLの表紙はすごく洗練されてて、平積みされてるとわからないけど、背表紙は相変わらず「BLレーベル」をえらく主張してる。これ立てて本棚に入れると目立つヤツ…

影x日を考えていたら (08 Feb. 2020 訂正あり)

今回は腐向けかつ、分析してるので苦手な方は要注意。 ハイキューは腐女子目線で見るなら、影山x日向。 「互いの才能に引き合う」点に、強い嗜好があるのでもう絶対この2人。 でも「才能に引き合う」だけだと大地x菅原も、岩泉x及川、黒尾x研磨も、挙げだし…

アセクシャルが読む恋愛もの

恋愛志向がないのに、どうやって恋愛ものを楽しむのか? この問いはたくさんの要素を包括してしてしまうので、答えるのに少し時間がかかった。 私は表現物に描かれる恋愛は「人間関係の可能性」とみなしている。 「BL進化論 対話篇」で著者、溝口彰子との対…

恋愛ってなんだ?(補遺あり 05.02.20)

友だちが、 「恋愛志向が無いのに萌えはするっていうのがよくわからん」 と言ってくれたので考える。 萌えはするの。 男の人の骨格とか、女の人の、頭の回転の音が聞こえるようなスマートさとか。 逆でもいっか。 男の人の思ったよりずっと紳士なとことか、…

きらきらしたもの

自分に恋愛志向はないのに、どうしてこんなにも夢中になって腐向けの恋愛ものを読み耽っているんだろう、というのが今日のお題。(そして二段構成になると思う) 世の中の人が恋に落ちている感覚と、自分が何かに「萌えて」いる時の感覚はよく似ている。 今回…

参加しないためにすること

前段の「アロマンティックから見た世間のモテ」の続きです。 モテや恋愛に参加しないためにした事を具体的に話します。 ちょっと自慢話かもしれないので嫌な人は回れ右! 昔ジンバブエのビクトリアフォールズに一泊した日、ちょっと盛り上がって夜クラブ(と…

アロマンティックからみる世間の「モテ」

今日友人から、 普通に恋愛する人も、「この人が好き〜」という段階を経て関係を始めるだけではなく、 シチュエーションに燃えて擬似的に始めたり、状況に流されて始まってることも多いけど、 「この人となら!」というというところに至らないから恋愛になら…

アロマンティックの恋愛

アロマンティック、簡単に言えば他者に恋愛感情を抱かないということです。 アセクシャルの方ははっきりとは言えないけれど、アロマンティックは生来のものだと断言できる。 幼稚園と小学校の頃もびっくりするくらいきれいな男の子がいた。 (幼稚園の時の子…

アセクシャルと発情期、またはセックスレス

今回はタイトル通りの生々しい話になるので、苦手な方はどうぞUターンしてください。 さて、人間は期間に限定されずいつでも性交可能ということになっているけれど、果たして本当でしょうか。 自分の体調や気分をよく観察してみると少なくともヤる気の高低に…

LGBT Questioning!

LGBTQという言葉が広まって、自分なりにひっかかることを調べてたどり着いた結論。 「性自認も性的志向も、顔が違うくらいには、みんなばらばらでしょ」 男女という二分法になってるのは、社会政治的都合であって、惰性で合わせてきたんだな。 (そういうこ…