「腐女子」の刻印は消えない

最古に属する部類だと思います。数十年!ぶりに甦った「萌え」にびっくりしたので、とりあえず自分のために分析した事を置きます

育ちのかべ

友人からお返事が来た。

 

大事な論点がたくさん降ってくるので、取りこぼさをないようにしたいんだけど、前回のテーマをついで、 ここにお返事をする。

 

今、子を持つ身となった私達が 前世代がそうだったから 親に認めてもらえなかったから それを理由に いつまでもいつまでも 自分も自分を認められず、で良いのか? と考える

【毒親ってなに?】への返信 - ふりむくわけにはいかないぜ

 

なるべく具体的なほうがわかりやすいと思うので、私の話をする。

 

息子が生まれて間もない頃は、週一とはいわず、しばしば母が尋ねてきた。

私は彼女が、子供や動物が苦手なことは知っていた。

 

でも、ちょっと抱っこしてて、という時に、荷物のなかから流し用の小さなスノコを出してきたのには、娘ながら驚いた。

 

なんでスノコかわかるだろうか?

 

首の座らない新生児なので、スノコに乗せて持ち上げればいいだろうという発想。

私は一体どのように育てられたのだ!?

 

そういう母だったので、私には欠けた部分がたくさんあり、また余分についているものも沢山あった。

でも、成長段階で不自由を感じるところは、自分で埋めたりならしたりするのである。

わたしは欠けたところは適当に放っておいて、余分なところを更に盛ったので、だいぶ先鋭的な形になった。

そして、埋めたりならしたりするには、外側から自分を観察することと、粘土を持ってきて捏ねるように、学んで考える作業は必要なのである。

 

 スノコに新生児を乗せる母の娘は、自分の子供を育てるに際して、生物学から育児の本まで読み漁り、発見した一文を道しるべにした。

もう資料が手元にないので、正確に引用はできないが、

「母性なんてものは備わっているものではない。赤ん坊に触りまくることで、オキシトシンが分泌されるようになる」

というものである。

 

これのおかげで幸先のいいスタートを切ったと思う。

 

ああなんだか懐かしい。

ずっとおぶってたんだっけ。