一党独裁のひずみ
#安倍やめろ、のハッシュタッグが回ってきて、50万件でトレンド入りしたのに昼頃消えた。
おかしな情報操作もぞっとするけど、
そもそも首相への退陣要求がハッシュタグぐらいでしかできないのは何故か。
答えは簡単。
与党連合が過半数を越えているから。
世論の高まりがあり、以前なら野党が共闘して内閣不信任決議案を提出して、衆議院の解散総選挙で民意を問うか、内閣総辞職を迫ることができた。
しかし、今は提出したところで野党が過半数を下回っているのだから、与党の議員の造反がなければ可決される見込みはない。
だから、政権与党はやりたい放題なのだ。
止める手立てがない。
選挙は人気投票ではない。
与党の得票予想を鑑みて、政権との交渉をさせるために野党に投票するという方法もあるのである。
今の日本の現状は、選挙権を持っている国民の選択の結果である。
もちろん、選挙権を行使して一貫して野党に投票しているという人もいるだろう。
でも、ひっそりと投票していないだろうか。
選挙に行くということを、ましてや野党に投票することを自分の周囲の人間にはっきり公表している人はどれくらいいいるのだろう。
私は、選挙の時点で同調圧力は働いており、「とにかく投票はしたから」と胸裡に言い聞かせ、頭を低く過ごしてきたと思う。
仲間内では威勢のいいことが言えても、はたして外部に橋をかけることはしただろうか?
民主主義の、市民自治の劣化をここまであからさまな形で突きつけられるとは正直予想していなかった。