ロマンスとアロマンス
友人に、
「あなたがノンセクシャルなのはわかる。でもアロマンスというイミがわからん」
だから解説せよと言われた。
アロマンスはどんな性別を対象にしても恋愛をしない、単数であれ複数であれカップルを指向しない。
でも友人が観察するところによれば、萌え散らかしている今の私は、
「症状が恋愛してるのと同じ。ロマンスがないどころかそれしかないじゃん」
ということらしい。
ありがたいお言葉である。
微塵もオタク要素のない恋愛強者がそういうなら、そうなのかな、と思う。
「バラ色になって、楽しくているんなら、アロマンスなんて自己規定いらないよ」
というのが彼女の考えで、私も別段それでいいかなと思う。
そして「カップルを指向する」という部分が、非常に欧米的ってことに気づく。
まあ、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教は夫婦が社会の基礎単位として規定されているからなんだろう。
それに比べて、日本(もしかしたらアジアの、どこかまで)の文化は指向する相手が「人間」じゃなくてもあたりまえに受け入れてくれるんだね。
私は自分のことを考える時に、便利なのでアセクシャルを採用したけれど、規定することでかえってしんどくなるなら無しにしたほうがいいと思う。
上手いこと言ってる歌があったので貼り付け。
”Romance is not in my bone”なんて言ってみたい。
Zedd, Kehlani - Good Thing [Music Video] (Alternative Cut)
レストランのいい席も自分で予約できるし、会社も好調。
いい人にめぐりあってないだけよ、なんていわれるけど夢は全部自分で叶えたから、
”いい人”なんていらないのよ。
これが多分、一神教圏のアロマンスなのではないかと思う。