「腐女子」の刻印は消えない

最古に属する部類だと思います。数十年!ぶりに甦った「萌え」にびっくりしたので、とりあえず自分のために分析した事を置きます

薄いはなし

内容じゃなくて、えっちが薄いはなし。

最近読んだBLがどれも性癖にはまっておもしろかった。

 

 

「ネオンサイン・アンバー」 

 

受けのサヤちゃんが可愛い。褐色で人懐こくていい子!

攻めのユースケ君も黒服なんかをやってる割に性格が良いのに、

二人とってやり切れない事が起こって距離ができてしまう。

ユースケ!もたもたしないではやくサヤを幸せにして〜と後半叫びながら読む感じ。

ユースケ君の職場のクラブが0年代っぽくて、ちょい懐かしいのもよかったな。

 

 

 

「リンクス」

 

表紙でとてもきれいに泣いてるから、切ない方に振り切れる話だと思って読んだら、

ふんわり甘い方に振り切れてて衝撃を受けた。

ええ!うそ、ありがとうございます!っていう感じ。

4組のカップルのオムニバスで、どの話も好きだけど、

強いて言うなら佐渡と忍さんの素直じゃないから拗れる話がいちばんツボかな。

忍さんのお父様の話もちょっと読んでみたい気がしました。

 

 

 

「I  HATE」

 

強面のお兄さん達なのに、柔らかいとこが多くてギャップ萌え。

高校時代の同級生とか、幼馴染みが、長いこと恋患って大人になって四苦八苦しながら想いを実らせる話が好き。

2組のカップルの話が同軸で繋がってるのもいい。あおえと赤也のちっさい頃とかキュート過ぎだ!

 

I HATE (マーブルコミックス)

I HATE (マーブルコミックス)

 

 

 

「Nights」

 

短編が3っつ入っていて、3編目のリプライが一冊分くらい続いて嬉しい。

普通に出会って、好きになってからそれを伝えて、相手にも自分を好きになってもらうって、そんなにすいすい進む事じゃない。

やっちまったってヒヤッとすること、ちょっとした事が飛び上がるくらい嬉しいこと、そういう機微が丹念にすくってあって、自分に引きつけて読んじゃうからたまらなくドキドキする。

私は恋愛対象じゃなくても、仲良くなれそうな人に出会うとよくこういう気分を味わうので。

 

 

 

BLが好きになったきっかけが、えみくりさんなのでリビドーに溢れた話もいいけど、関係性を紐解いていく話がどうしても好き。

 

いい時間だったな。