香りとオメガバース
改めてNirvanaのsmells like teen spirit を聞いて、
「思春期くさい」ってタイトルどうなのと思って調べてみた。
蓋を開ければ「teen spirit」は固有名詞で、名前の通りティーン向けのデオドラントの事だそうだ。
(日本でいえば8x4みたいな)
更にボーカルのカート・コバーンの彼女が使っていて、メンバーにお前「彼女の匂いがすんぞ」と言われたのがタイトルの由来らしい。
イントロのリフの後、ベースにやけにオリエンタルなギターが絡むところと、
カートのタルそうなリフレインが不穏で大好き。
それでふと、Ωのフェロモンでラリったαの心象ってこんなかもな〜と思ってしまった。
それで、フェロモンの話である。
人間の嗅覚でフェロモンを匂いとして捉えることはあまりないはずですが、
そもそもオメガバースはフィクションなので、匂うんでしょう。
Ωのフェロモンはよく「甘ったるい香り」などと表現されていますが、
自分の中でのイメージは、ディオールのプワゾン一択。
残香性がとても高く、粉っぽく、蠱惑的な甘い香りです。
一方、αは男性的な香りなのかな、と思いますが、タバコ、レザー、アンバーのような重い香りはプワゾンの印象にちょっと被る。
なので私は、キャローン系の香りをイメージします。
ロードイッセイやカルバンクラインの香水によく使われている香料で、エアーやマリーンと表現される事が多いです。
このキャローンは80年代後半に合成された香料で、エアリーなのに嗅覚を殴ってきます。
あんまり嗅ぐと車酔いみたいになる。
でも魅力のある香りです。
音楽があって、香りもイメージしたら、SS書くしかないよなぁ、って気分になって、
この週末にうきうきと、影日に手をつけました。
どうなる事やら。