影x日を考えていたら (08 Feb. 2020 訂正あり)
今回は腐向けかつ、分析してるので苦手な方は要注意。
ハイキューは腐女子目線で見るなら、影山x日向。
「互いの才能に引き合う」点に、強い嗜好があるのでもう絶対この2人。
でも「才能に引き合う」だけだと大地x菅原も、岩泉x及川、黒尾x研磨も、挙げだしたらキリが無いところで何が差異か考えると、天才と原石という出会った時のレベル差があって、追い上げていくというのが好きなことに気がついた。
そして最初はバレー以外のことには思考が回らない影山くんと、何事にも素直な日向が可愛い!と思って読んでいたのだけれど、「何故そう感じるのか」という分析的な視点を持つことによって、能天気ではいられない気付きを得てしまった。
自分は、リアルに言ったら影山くんタイプはかなり苦手なタイプだ、ということ。
そして、「天才と原石」系の入れ込んで読んだ作品の攻めはみんな影山くんタイプだったこと。
「富士見町シリーズ」の桐ノ院、
「10 DANCE」の杉木、
「のだめ」の千秋。
そろいも揃って、さらっさらの黒髪、長身イケメン、ツンデレで天才。
かたや受けはゆるふわのコミュニケーション強者。
何よりも、二人がひっつくことよりも、受けが才能を伸ばして、攻めが平伏すことに萌えている。
そうなって初めて対等になれるからだ。
さらにそこに社会観の投影がある。(ドミナントと受容者といった)
烏野メンバーをみても、バランスよく気遣いのある菅原さん、旭さん。
紳士な大地さん、ノヤっさん、田中さん、山口。
能力至上主義のツッキーときて、影山くんが抜きん出て持たざるものに失礼そうなのである。
わかるだろうか。
(女性にとって)魅力的な(たぶん)男性性の権化に、才能をもって戦いを挑み、尊敬を勝ち取るという図式なのだ。
ふう、全然恋愛じゃないよ、コレ。
*一部訂正しました。
男女観と書いたのですが、狭義の性的二項対立ではなくもっと広い範囲を考えていたので。
搾取する側とされる側、のような。